過去問解説– tag –
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東京都
【2005年】上智大学法学部・国語大問2解答解説|世阿弥『風姿花伝』における「花」の論理
はじめに 難関大学の古文において、現代語の感覚や日常の常識で古文単語を解釈してしまうことは、致命的な失点パターンである。 本問の世阿弥『風姿花伝』は能の芸術論であるが、「花」という言葉を見て「美しいもの」「普遍的な美」と思い込んでしまうと... -
東京都
【2001年度】上智大学経済学部・国語大問3(諫院題名記:漢文):二重否定・対語・反語で解く
Introduction 北宋の政治家・司馬光が記した『諫院題名記』は、君主の過失をいさめる諫官の職責について論じた文章である。本文後半では、諫官の名を木板に記した後、長く保存するために石へ刻んだ経緯が説明される。 ここで読者は、「石に名前を刻む」と... -
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【2001年度】上智大学外国語学部・国語大問3『黒潭竜(漢文)』:風刺構造と対応関係・語順の客観的処理
【正答一覧】 問一:b 問二:A-c / B-f / C-d / D-a / E-b 問三:b 問四:c 問五:c 問六:c 問七:ア-d / イ-a / ウ-b 問八:b・c 序論:背景知識だけでは得点にならない 中唐の詩人・白居易らが展開した「新楽府(しんがふ)」の作品群は、単なる風景描... -
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【2001年度】上智大外国語・国語大問1「境界なき差別」|「違い」と「境界」を分離する客観的読解手順
【Introduction:知的な枠組みと読解の前提】 題名に「差別」という言葉が含まれているが、本作は、現代社会における不当な待遇格差を直接論じた文章ではない。本文でいう「差別」とは、物と物との間に性質や特徴の違いがあることを意味する。 筆者の丘浅... -
長崎県
【2024年長崎県公立入試・標準問題】国語大問3解法アナトミー|心の理論と記号の対比構造
Introduction 本文は、養老孟司の論考『ものがわかるということ』を素材とし、「同じ」と「違う」を理解する人間の基礎的な能力から、発達心理学における「心の理論」、さらに記号が大きな力を持つ情報社会の性質へと論を展開する重層的な文章である。 入... -
佐賀県
【2025年佐賀県公立入試・特別選抜】国語大問3解法アナトミー|予測可能性と人間の意志
Introduction 本文は、松原隆彦の論考『目に見える世界は幻想か?――物理学の思考法』を素材とし、物理学的な視点から「未来の予測」と「人間の意志」の関係を考察している。 評論文では、「筆者はおそらくこう言いたいのだろう」という感覚だけに頼っては... -
佐賀県
【2025年佐賀県公立入試】国語大問2「コミュニケーション論」解法アナトミー|具体と抽象の共通構造
Introduction 本文は、山崎武也の論考『気くばりがうまい人のものの言い方』を素材とし、慣れによって生じる小さな変化と、それを放置することで生まれるずれを扱っている。 筆者は、日常業務の手順や効率化という具体的な話から、人間関係における意思疎... -
福岡県
【2025年福岡県公立入試】国語大問2「小説・エール」解法アナトミー|先入観と現実のズレを追う
Introduction 本文は、朝倉宏景の小説『エール 夕暮れサウスポー』を素材とし、戦力外通告を受けたプロ野球選手が、社会人野球の現場に触れ、新たな挑戦を決意するまでの心情を描いている。 小説問題では、登場人物への感情移入を、そのまま解答の根拠にし... -
福岡県
【2025年福岡県公立入試】国語大問1「知覚と直観」解法アナトミー|核心を捉える比較読解
Introduction 本文は、信原幸弘の論考を素材として、「わかるとはどのような状態か」という認識の問題を扱っている。日常的に用いる「わかる」という現象を、数学の証明、バナナの知覚、音楽の理解を例として解き明かし、「知覚」と「直観」の共通構造と差... -
東京都
【解法アナトミー】上智大・国語(2000年法学部・大問3)全設問解説――正答までの「思考手順」を可視化する
Introduction:読解の解像度を上げる「知的な枠組み」 難関大学の現代文において、文章で扱われやすい思想的な枠組みを知っていることは、初見の文章を読み解く際の有効な手がかりとなる。 本記事で分析する上智大学法学部2000年度・国語大問3のテーマは、...
