【2025年】弘前大学英語第4問を徹底分析:自由英作文は「4段構成」で条件を満たす

弘前大学英語第4問(自由英作文)の攻略は、「自分の意見を自由に、独創的に書くこと」ではない。与えられた条件を漏れなく確認し、指定された表現を骨組みとして文章を組み立てる「4段構成」の手順を実行することである。

もちろん、基本的な文法知識や、賛成・反対を表す定型句は不可欠である。しかし、単語や構文を覚えるだけでは、弘前大学の自由英作文で得点を安定させることは難しい。必要なのは、出題者が提示した条件を確認し、それを「導入・賛成理由・反対理由・結論」という決まった構造へ整理する処理手順である。

2025年の第4問を構造分解すると、記述問題で問われている力は以下のように整理できる。

弘前大学 英語・第4問 設問処理パターン

設問問われている内容解法の型失点しやすいポイント
第4問100語程度の自由英作文(難民の受け入れに関する賛否両論の記述)【4段構成の型】賛成か反対かの一方のみの主張に偏り、両論を並べる条件を落としてしまう

上記の分析から、弘前大学の自由英作文を突破するために最も重要なアプローチについて解説する。


目次

弘前大学 英語 自由英作文の構造分解

【自由英作文・条件網羅】両論を迷わず配置する「4段構成」の型

2025年度の第4問では、「日本への難民受け入れ」をテーマに、100語程度のエッセイを書く問題が出題された。

多くの受験生が陥りがちな致命的なミスは、指示文にある「賛成理由を1つ、反対理由を1つ含めること」という条件を読み飛ばし、自分の好む一方の立場(たとえば賛成のみ)だけで文章を埋めてしまうことである。自由英作文において、出題条件の不備は大幅な減点に直結する。

また、試験会場で「どのような高尚な意見を書くべきか」と悩むのも時間の浪費である。出題者がまず見ているのは、独創的な主張そのものではなく、指定された条件を満たしながら論理的な文章を構築できているかである。

  • 決定ルール1: 指示文を読んだら、まず「賛成理由」と「反対理由」を日本語で1つずつメモする。たとえば、賛成=労働力不足の解消、反対=言語や文化の壁、のように短く書けばよい。
  • 決定ルール2: 全体の構成は「①導入」「②賛成理由」「③反対理由」「④結論」の4段に固定する。構成を先に決めることで、条件の書き落としを防ぎやすくなる。
  • 決定ルール3: 各段落の文頭には、One advantage is that... / On the other hand... / In conclusion... などの指定表現を置く。これにより、答案全体の論理の流れが採点者にも伝わりやすくなる。

この手順をあらかじめ決めておけば、2025年度の問題でも以下のように迷わず文章を展開できる。

  • ①導入: 難民受け入れには賛否両論がある(There are both pros and cons...)。
  • ②賛成: One advantage is that 新しい技術や文化をもたらし、労働力不足を補う可能性がある。
  • ③反対: On the other hand 言語の習得や習慣の違い、公的支援のコストという課題がある。
  • ④結論: In conclusion 受け入れるべきだが、慎重な支援体制の準備が必要である。

文章の骨組みを最初に固定し、そこに自分の知っている簡単な単語(labor shortagedifficulty など)を当てはめていく。このあらかじめ決めた構成に、必要な要素を順番に配置していく処理手順を徹底することで、語数の目安(約100語)から大きく外れず、減点されにくい堅実な答案を短時間で完成させることが可能になる。


結論:才能ではなく「作業」である

自由英作文で大崩れしない答案を作成できるかは、英語のセンスや作文の才能ではなく、ルールに基づいた「配置作業」である。自己流の用語暗記や、その場の思いつきで書き進めるやり方だけでは、出題の構造や要素不足に気づきにくく、条件違反による手痛い失点を招くことになる。

第4問の自由英作文で得点を安定させるために、今日から以下の3つの手順を日々の学習に組み込んでほしい。

  1. 「日本語メモ」の義務化: 英文を書き始める前に、必ず「賛成理由」「反対理由」の核心となる日本語を余白に書き出し、視覚的に条件が揃っているか確認する。
  2. テンプレートの即時展開: 問題用紙を開いたら、指定された表現(One advantage...On the other hand...)を解答欄の構成イメージに合わせて余白に先書きし、論理の枠組みを強制的に決定する。
  3. 簡易表現への置き換え癖: 自分の言いたい複雑な日本語をそのまま英語にしようとせず、「主語 + 動詞 + 目的語」のシンプルな中学生レベルの構造で表現できる内容に、あらかじめ日本語のレベルを落としてから英訳する。

これらを淡々と実行すること。それが、弘前大学の自由英作文で要素を外さず、最も再現性の高い形で得点を確保するための学習法である。

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この記事を書いた人

千葉県・習志野市を拠点とする「習志野受験研究所」所長。10年以上の指導現場から得た知見をもとに、全国の入試問題を分析・発信しています。

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