2026年– date –
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東京都
【2010早大政経】国語大問2 和辻哲郎『茸狩』解答解説|社会から体験へ――価値を自分のものにする過程
和辻哲郎の『茸狩』は、一見すると幼少期の郷愁を誘う回想録のように読めるが、その背後には「物の価値はどのようにして成立するのか」という深い哲学的・価値論的な問いが潜んでいる。本問では、茸狩りという日常的な経験から、「価値とは何か」という抽... -
東京都
【2010早大政経】国語大問1 曹操『短歌行』と『豊明絵草子』解答解説|人生のはかなさと別離の論理
早稲田大学政治経済学部の古典では、複数のテキストを組み合わせた融合問題が出題されることがある。本大問で取り上げられた曹操の『短歌行』と『豊明絵草子』は、時代もジャンルも異なるが、その根底には、「人生の短さ・はかなさ」と、そこから生じる「... -
埼玉県
【2025埼玉県公立】国語大問4『古今著聞集』解答解説|一部分から全体への評価の逆転と和歌の修辞
『古今著聞集』に収められた本話では、和歌に用いられた言葉の多義性や意味の連鎖が、物語の展開そのものと結びついている。一見すると季節外れに見えた言葉も、歌を最後まで聞くことで、その言葉が置かれた意味が明らかになり、女房たちの最初の評価が覆... -
埼玉県
【2025年度埼玉県公立】国語大問3 奥野克巳『ひっくり返す人類学』解答解説|分かち合いと権力の因果構造
「権力者」や「リーダー」と聞くと、人に命令する力や、富・資源を多く持つ人物を思い浮かべることがある。しかし、人類学の視点から描かれる熱帯雨林の狩猟民プナンの社会では、全く異なる権力のあり方が示されている。奥野克巳『ひっくり返す人類学 生き... -
東京都
【2006立教大学文学部】国語大問2『韓非子』解答解説|病の進行と反復構造から読み解く因果
『韓非子』に収められた名医・扁鵲(へんじゃく)と蔡桓侯(さいのかんこう)の説話では、早い段階で示された忠告を受け入れなかった結果、病が治療不能な段階にまで進行していく過程が描かれている。 こうした説話の思想的な枠組みは、文章の背景を深く理... -
東京都
【2006立教大学文学部】国語大問1 栗山嘉樹『雹害』解答解説|自然と人為の関係を読み解く客観的プロセス
栗山嘉樹『雹害』では、丹精して育てた農作物が突然の天災によって大きく損なわれる現実と、それに向き合う農民の姿が描かれている。さらに本作では、自然現象である雹害だけでなく、「雌鶏の抱卵」という生命の営みに対する人間の介入も描かれており、自... -
東京都
【2026一橋大学】国語大問3『ルールの科学』解答解説|要約の「型」で読み解く志向性
社会学では、ルールが維持されるためには何らかの拘束力が必要であり、その仕組みとしてペナルティが想定されてきた。本文章では、ペナルティが人々の行動をコントロールする仕組みを認めつつも、それによって生じる「ペナルティを避けるゲーム」は元のゲ... -
東京都
【2026一橋大学】国語大問2『人の説を咎む可らざるの論』解答解説|因果関係で読む近代文語文
今回のような近代文語文では、現代語とは異なる言い回しを処理しながら、筆者の論理を同時に追う必要がある。本文章では、世の中の議論を一つの方向へそろえようとすることの危険性と、多数派の時勢から距離を置くことの重要性が論じられている。今回の問... -
東京都
【2026一橋大】国語大問1 西田正規『人類史のなかの定住革命』解答解説|因果関係を追跡する読解手順
本文章では、人類の言語は単なる情報伝達の手段ではなく、共同作業や社会関係を維持する必要性とも深く結びついて発達してきたものとして論じられている。今回の問題では、人類の言語や社会構造という大きなテーマを扱いながら、社会の変化と、それによっ... -
茨城県
【2026筑波大】国語大問1『悪い言語哲学入門』解答解説|「定義→反例→修正」で解く論理の型
日常的に使用する「嘘」という言葉を、言語哲学的な観点から厳密に定義し直そうとするのが本文章の主題である。今回の問題では、「嘘」という日常語を定義し、その条件を具体例によって検証するという、抽象度の高い論証を正確に追うことが求められている...
